新書 社会科学 神なき時代の「終末論」 / 佐伯啓思

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管理番号: BQ112249
発売日: 2024/06/18
メーカー: PHP研究所

商品説明

社会科学
【内容紹介】
しばしばフランス革命は、「自由主義」「社会主義」「保守主義」の三つの思想を生みだしたといわれるが、「保守主義」を欧州に残して、「自由主義」はアメリカへ、「社会主義」はソ連へ引き継がれたと見なしてよいだろう。
この両国はその後それらのイデオロギーを世界に普及させることを目指すのだが、そうした志向の根底には『旧約聖書』の終末論が潜んでいた。
『旧約聖書』によると、歴史の最終局面では世界は破滅し、その前(後という説もある)に至福のユートピアを迎える。
この終末論に基づく歴史観が、「神」が姿を見せない現代においてもアメリカ・ロシアを突き動かしているのだ。
本書では文明論の第一人者が、歴史の深部にある『旧約聖書』の影響力、さらには文明の「根源感情」を論じ、現代を捉え直す。
巻末には『人新世の「資本論」』の著者斎藤幸平氏との「保守×左派」対談も収録。
「どうして日本人はこんなにも資本主義が好きなのか」という問いや、マルクスについての疑問、資本主義に対して半身で構えるための「コモン」などについての議論を展開する。
●承認欲求がやがて対等願望に
●ユダヤ教の「他民族への優越」が受け継がれた
●歴史の四層の構造
●「市民的資本主義」と「ユダヤ的資本主義」
●ヨーロッパの根源感情
●ロシアの「終末への熱狂」
●支配されるものの知恵--イギリスの保守主義とは
【著者略歴】
社会思想家。
京都大学 人と社会の未来研究院特任教授。
京都大学名誉教授。
1949年、奈良県生まれ。
東京大学経済学部卒。
東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。
広島修道大学商学部講師、滋賀大学経済学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授などを経て現職。
『隠された思考』(筑摩書房)でサントリー学芸賞、『現代日本のリベラリズム』(講談社)で読売論壇賞、『「アメリカニズム」の終焉』(中公文庫)で東畑記念賞受賞。
著書に『近代の虚妄』(東洋経済新報社)、『従属国家論』(PHP新書)など。
2019年から24年まで言論誌「ひらく」(A&F、第I期10巻)を監修。