商品説明
歴史全般
【内容紹介】
■「まじめ」を隠れ蓑にした「思考停止」の罪■
1942年1月20日、「ユダヤ人問題の最終的解決」を話し合う政府合同会議が、ベルリン郊外のヴァン湖畔で開かれた。いわゆる「ヴァンゼー会議」である。
国家保安本部長官ハイドリヒ親衛隊大将など錚々たる幹部が出席した同会議に、事務方として参加していたのが、アドルフ・アイヒマンである。
アイヒマンは、支配地域で増え続けるユダヤ人を負担とみなし、効率よく殺害する計画策定で大きな役割を果たした。
そして、戦後は南米に逃亡するも捕えられ、イスラエルでの裁判の結果、死刑に処せられた。
本書は、法廷で「命令に従うしかなかった」と述べ、自らを正当化したアイヒマンの生涯を追い、従順さが内包する危険性について警鐘を鳴らす。
上位者の命令に対して従順な国民性を持つ日本人こそ必読。
【目次】
第一章 アドルフ・アイヒマンとは何者か
第二章 ナチスのユダヤ人迫害政策と「ヴァンゼー会議」
第三章 ホロコーストを「効率化」したアイヒマン
第四章 国外逃亡と捕縛、エルサレムでの裁判
第五章 日本人の中にもある「アイヒマン的なまじめさ」
【著者略歴】
山崎雅弘
1967年大阪府生まれ。戦史・紛争史研究家。主な著書に『この国の同調圧力』(SB新書)、『ある裁判の戦記』(かもがわ出版)、『第二次世界大戦秘史』『太平洋戦争秘史』(ともに朝日新書)、『[増補版]戦前回帰』(朝日文庫)、『「天皇機関説」事件』『歴史戦と思想戦』『未完の敗戦』(以上、集英社新書)ほか多数。政治問題の論考も新聞・雑誌に寄稿。
Twitterアカウントは、@mas__yamazaki