商品説明
ドイツエッセイ・随筆
【内容紹介】
【詩『言わればならぬこと』日本語訳とドイツ語全文を掲載】核兵器開発が噂されるイランと核武装が公然の秘密となっていたイスラエルが緊張関係にあった2012年4月4日、ドイツ、スペイン、イタリアの新聞紙上に老作家の一編の詩が発表された。
詩を発表したのは、1999年にノーベル文学賞を受賞、戦後ドイツを代表する作家ギュンター・グラス。
『ブリキの太鼓』などの作品で世界中に読者がいるこの作家が『言われねばならぬこと』と題したこの詩は、発表された当日から大論争を巻き起こし、作家への大バッシングとなっていく。
詩では何が語られているのか、なぜ大論争となったのか。
本書では、グラスの詩『言われねばならぬこと』と、それが引き起こした論争をとおして、この詩の意味と、ドイツとイスラエルの関係について、考察する。
【目次】
本書について
詩「言われねばならぬこと」日本語訳
第一章 何が言われているか
第二章 ギュンター・グラスとは何者か
第三章 論争の概要
十四年後の暴虐と悲惨を前に
詩「Was gesagt werden muss」ドイツ語原文
【著者略歴】
1966年東京生まれ。
東京学芸大学附属高等学校を経て、早稲田大学第一文学部独文専修卒業。
同大学院文学研究科修了。
博士(文学)。
専攻はドイツ現代文学。
著書に『人類は原子力で滅亡した-ギュンター・グラスと「女ねずみ」』(早稲田大学出版部)、『これがドイツ語だ!-会話で文法』(同学社、共著)、『ラブ&ピース-ドイツ語で原文を読む』(三修社)、訳書にクレメンス・マイヤー著『夜と灯りと』(新潮社)などがある。
宮崎大学教育文化学部を経て、現在、東京女子大学現代教養学部教授