商品説明
日本エッセイ・随筆
【内容紹介】
日本に留学して初めて知った、故郷の本当の姿--
砂漠化の進む内モンゴル自治区。
貧しい農家に生まれ育った羊飼いの青年は、人生を切り拓くため日本へ渡った。
異国で学ぶなかで、彼は初めて、見慣れた故郷の風景の奥で静かに進んでいた環境劣化の現実を知る。
故郷を守るために、自分に何ができるのか。
その問いを胸に、青年は研究の道へと歩み出す--。
アジアの若者が日本で苦学し夢を掴んだ、等身大のノンフィクション。
【著者略歴】
1980年3月8日、内モンゴル自治区通遼市生まれ。
家系伝承によれば、大蒙古帝国を築いたチンギス・ハーンの第四子、ボルジギン・トルイの末裔。
2001年に来日し、2010年東京農工大学大学院修士課程修了、東京大学大学院農学生命科学研究科を経て、2017年筑波大学大学院博士課程修了。
博士(環境学)。
専門はリモートセンシング、地理学、地質学、情報学。
国際農林水産業研究センター(JIRCAS)や農業・食品産業技術総合研究機構(NARO)にて、気候変動と農業生産の相互作用に関する高度な研究に従事。
父・寳音合喜格(ボインヒシグ)より授かった「武は一時代を画し、文は万代を拓く」を生涯の精神的支柱とし、学術と実践の両面から環境・農業問題の解決に挑む。
衛星が捉える地上の刹那的な変化の奥底に、不変の理(ことわり)を見出し、日本・中国・モンゴル、そして過去から未来へと知を紡ぐ悠久の架橋。