商品説明
社会
【内容紹介】
兵庫県加西市の鶉野(うずらの)飛行場跡は、第二次世界大戦時、戦局が悪化しはじめた頃にパイロット養成を目的に設置された旧日本海軍の練習航空隊の飛行場跡。
正式名称は「姫路海軍航空隊」で、地元では鶉野飛行場と呼ばれている。
全長1200mのコンクリート製滑走路を中心に地下防空壕や対空機銃座など多くの遺構が戦後80年の時を経た今なお、当時そのままの姿を残している。
本書は鶉野飛行場跡を長い間にわたって調査・研究してきた地元兵庫県立北条高校「鶉野班」の生徒たちの活動記録で、戦争体験者がほとんどいなくなった今、どのようにして戦争の記憶を次世代に継承していくか、その実践的示唆となるものである。
【目次】
I はじめに
1.鶉うずら野の飛行場跡とは?
2.北条高校の「鶉野班」とは?
II 探究活動
1.調べる活動
(1)鶉野飛行場 Q&A
(2)地域の戦没者数の調査
(3)「護皇白鷺隊」
2.深める活動
(1)戦争体験者の聞き取り
1.塩河清一さん~特別攻撃隊員との交流
2.藤原昭三さん~鶉野飛行場の建設秘話
3.山下久子さん~被爆体験
(2)平和の花束
今を生きる私たちにできること 高見莉乃愛
(3)生徒の文章を歌に
3.伝える活動
(1)ガイド
(1)戦争遺跡のツアーガイドの活動
(2)シアターガイドの活動
(3)小学生や修学旅行生にも
(2)活動がメディアにも取り上げられる
〈神戸新聞社説〉戦後79年/「モノと記憶」を次代につなぐ
(3)プレゼン活動
4.現地に行く
(1)姫路市平和資料館を見学して
(2)鹿児島県鹿屋市を訪れて
(3)大分県の宇佐市へ
III 学びの到達点
1.鶉野班で学んだ卒業生たちの声から
2.高校生の学びから
(1)どうして高校生は成長するのか?
(2)戦争遺跡(モノ)から戦争の何を伝えるの?
IV これからの課題
1.高校生の見方・考え方を大切に
2.「sora かさい」の展示内容に参画する
おわりに
参考文献他
【著者略歴】
稲次 寛(いなつぎ ゆたか)
1959年生まれ。
兵庫県小野市出身。
高知大学教育学部卒業。
兵庫県立北条高等学校教諭。
現在は時間講師。
「現代社会」「公共」「政治・経済」「世界史」を担当する。
歴史教育者協議会全国委員(兵庫)、「憲法と現代の社会」代表世話人。
兵庫県高等学校教職員組合中央執行委員。
単書に『How to 授業-今現代社会がおもしろい』(新興出版社、1995)、共著に『兵庫の平和史跡ガイド』(日本機関紙出版センター、2013)、『育鵬社教科書をどう読むか』(教科書ネット21編集、高文研、2012)、『人街海山-神戸で学ぶ』(兵歴史教育者協議会、2007)。