商品説明
社会
【内容紹介】
ふと「死にたくなる」ことがある。
著者の小川和は「『死にたい』とはどのようなものなのか。
無論、答えは人それぞれに異なっている。
だからこれは、自分で自分の悩みに答えを出すために書いた」と語る。
例えば、座間9人殺害事件がどう「死にたい」と関連しているのか。
SNS上の言葉を分析。
関連する願望として「承認欲求」に対する「安心欲求」論を展開する。
さらに自身の体験から「ひきこもり」と「移民」を結びつけて、自殺に至らないための方法を探る。
筋トレ、宇野常寛、坂口恭平、ベケット、カフカ、呪術廻戦、ONE PIECE、インディペンデント・アニメーションなどをベースに、「死にたい」について考えていく。
小川和は、ゲンロン批評再生塾出身。
今作がデビュー作となる。
佐々木敦氏推薦。
【目次】
序論 承認欲求社会の生きづらさ
第1部 安心欲求論
1章 「死にたい」の宛先
2章 「死にたい」に込められた2つの願望」
3章 安心欲求の摘出
4章 制作で流れる
5章 ひきこもり移民というダイブ
6章 個人作家アニメーションと抽象性の現在
補遺 自殺予防のセーフティネット
第2部 バーチャルアクチュアル主体論
7章 相対性のブラックホール
8章 筋トレと自己準拠的な身体
補遺 『呪術廻戦』 『PIECE ONE』 の断片的な考察
第3部 幽霊的死にたい論
9章 郵便的不安の重なり
10章 2010年代の躁鬱
補遺 Z世代にみる承認と安心の掛け算
第4部 フランツ・カフカ論
11章 だれが 『変身』 するのか
12章 『訴訟』 の謎多きプロセス
日常的な延命
【著者略歴】
1991年生まれ。
作家、批評家。
慶應義塾大学文学部 卒業。
「ゲンロン佐々木敦批評再生塾」に参加し、 さやわか審査員特別賞を受賞。
本作が初の単著。