単行本(実用) 建築学 情報と建築学 / 池田靖史 / 本間健太郎

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管理番号: BO4401574
発売日: 2024/03/11
メーカー: 学芸出版社

商品説明

建築学
【内容紹介】
建築の領域・概念・手法がデジタル技術によって拡張している。
コンピュータの計算結果から新たな創造性は生まれるのか?シミュレーションの予測は現実に近づけられるのか?デジタル時代の建築の特性を、クリエイティブ/インタラクティブ/サステナブル/マテリアル/プリディクタブル/レジティメイトの6つの視点から解説。
【目次】
序章 建築情報学とは 池田靖史
1章 デジタル・クリエイティビティ
1-1 計算と手仕事の間にあるクリエイティビティ 舘知宏
1-2 できてきたまちの解明、わからないことのおもしろさ 岡部明子
1-3 情報の膨大化が加速する世界で、創造の主導権を握るもの 平野利樹
1-4 空間を〈快適〉から〈格別〉に向上するクリエイティビティ 小崎美希
1-5 物質 材料 構造をつなぎ、建築の振る舞いを可視化する 丸山一平
1-6 アルゴリズムによる最適化と人間の選択に宿るクリエイティビティ 谷口景一朗
2章 デジタル・インタラクティビティ
2-1 建築空間の数理モデリングが描く人々のインタラクティビティ 本間裕大
2-2 空間システムのデジタル化が設計・施工・利用をインタラクトする 今井公太郎
2-3 人と設備の双方向の働きかけを可能にする適応的環境システム 赤司泰義
2-4 サイバーフィジカル化する世界と建築計画 横山ゆりか
2-5 災害情報のデジタル化によるレジリエントなまちづくり 楠浩一
COLUMN システム的思考と建築情報学 糸井達也
3章 デジタル・サスティナビリティ
3-1 木造建築を持続可能にする情報化技術の活用 藤田香織
3-2 住宅の脱炭素化におけるデジタル活用 前真之
3-3 建築のライフサイクルと情報技術 清家剛
3-4 デジタルツインは建築遺産の悲劇か希望か 林憲吾
3-5 持続可能な社会の基盤としての「得体のわかる」建築 野城智也
COLUMN 情報技術が変える建築と人間の関わり方 大月敏雄
4章 デジタル・マテリアリティ
4-1 デジタルで見る日本の庭:点群データが可能にする動く空間の追跡 三谷徹
4-2 木材を標準化せず、複雑な特性をそのまま活かす 腰原幹雄
4-3 デジタル技術を活用して新しい音響材料を創る 佐久間哲哉
4-4 デジタル化が可能にする性能劣化を防ぐ建築材料 野口貴文
4-5 構造から形態を考える形態創生手法の進化 川口健一
COLUMN アトムとビットをつなぐ建築の可能性 加藤耕一
5章 デジタル・プリディクタビリティ
5-1 力学的最適化が可能にする透明感のある構造デザイン 佐藤淳
5-2 音響のデジタル・シミュレーションと建築・都市への活用 坂本慎一
5-3 構造部材の破壊のメカニズムと予測の限界 山田哲
5-4 建物応答の高精度デジタル計測による耐震設計の進化 伊山潤
5-5 AIによる建築設備の設計と運用 大岡龍三
5-6 情報技術を使って人のアクティビティを予測する 本間健太郎
COLUMN 複雑な建物や人の振る舞いを予測する技術 田尻清太郎
6章 デジタル・レジティマシー
6-1 建築という行為に内在する情報とは 川添善行
6-2 建築のつくり方と情報量の増加 権藤智之
6-2 建築・都市・不動産のDXの連携とその効果 和泉洋人
6-4 福祉が社会化する時代に求められるケアの可視化 松田雄二
6-5 建築領域に閉じないデジタル空間記述体系の構築 豊田啓介
COLUMN DXを活用した循環型建築産業の創出 松村秀一
おわりに
【著者略歴】
建築家、東京大学工学系研究科建築学専攻特任教授、慶應義塾大学政策・メディア研究科特任教授(非常勤)。
建築情報学会会長。
建築設計活動とともに、情報科学から建築分野を捉えた建築情報学を専門にしている。
博士(工学)。
2022年より現職。
作品に「日刊木材新聞本社屋」(2020年)など。