商品説明
演劇
【内容紹介】
高倉健のプライベートマネジャーとして
黒澤明の在米法人の代表として
裏方の役割を貫いた「影武者」が
高倉健の没後10年を前にして初めて語った
両雄、そしてハリウッド・スターとの日々
コッポラ、ルーカスが語った
黒澤明への熱い思い
ダコタ・ハウスでオノ・ヨーコから聞いた
ジョン・レノンの楽曲の存在
ショーン・レノンが真夜中のラウンジで
即興で弾いた「イマジン」
メビウスと宮崎駿をつないだジブリ美術館
黒澤明の逆鱗
高倉健と最後に交わした言葉……
綺羅星の如き天才表現者たちと
誠実に向き合い続けた知られざる日本人
類稀なる経験の記録
第1章 黒澤明、高倉健との出会い
『アルプスの少女ハイジ』を担当する
高倉健と砂漠での初対面
アメリカで見つけた『影武者』上映事故
マイケル・ダグラスからのリメイク版オファー
黒澤監督が指を突き付けて激怒した日
他
第2章 アメリカでしか見せない「小田剛一」
お忍びのロサンゼルスで会った高倉健
「喜劇をやりたいんだが、仕事が来ないんだ」
任侠映画ファンのヤクザからトイレで……
「ピストルが人を殺すんじゃないんだ」
「ビル・ゲイツ」のポルシェターボを買う
他
第3章 人生に必要なことは健さんから学んだ
小林稔侍が「そんなこと言うもんじゃない」
「Tak、あとでこれを読んでくれ」
次男の改名と黒澤監督の改名
「とりあえず」「一応」をビジネスで使うな
他
第4章 「黒澤明」の大看板を背負って
ジョディ・フォスターから「すべて任せるわ」
「ナバホ族」の儀式と『隠し砦の三悪人』
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは
千葉の予定だった
なぜ高倉健は黒澤映画『乱』出演を断ったか
黒澤監督を感激させたジョン・ヒューストン
第5章 世界の天才表現者からの刺激
フランシス・フォード・コッポラ監督
のクロサワ愛
「スカイウォーカーランチ」に招かれて
オノ・ヨーコが暮らすダコタ・ハウスへ
ショーンが演奏した真夜中の『イマジン』
ジョン・レノンは「新曲」を隠していた
メビウスと『ナウシカ』と宮崎駿監督と
他
第6章 冒険と挑戦の旅の途中で…
叔父は「山下財宝」を求めて消息を絶った
高倉健と夏目雅子のハリウッド共演
木村拓哉に特別な関心を持った理由
「俺のアメリカ永住権をとってくれないか」
高倉健にとって理想の死に方とは
他
【著者略歴】
本名:阿部丈之 1953年1月14日生まれ。新潟県出身。「クロサワ・エンタープライゼズUSA」代表取締役社長を経て現在、プロデューサー。『ハクション大魔王』『昆虫物語 みなしごハッチ』等タツノコプロ作品のカメラマンとして活躍。独立後、黒木敬七撮影監督のもと高畑勲氏、宮崎駿氏による『アルプスの少女ハイジ』を撮影。その後渡米。ロサンゼルスの映像制作会社「サンウェスト・プロダクション」他でTV、CF撮影等を務める。黒澤明監督の息子、黒澤久雄氏が会長を務める在米法人クロサワ・エンタープライゼズUSA設立に参加。米国でのCM撮影で高倉健と知り合った縁でプライベートマネジャーを依頼され、米国永住権の申請も進める。高倉はクロサワ・エンタープライゼズUSA顧問としても籍を置いた。高倉のハリウッド映画出演交渉、米滞在中及び日本での生活環境の支えにも努めた。プロデュースした映画作品にマリリン・モンローとジム・ドーティの半生を描いた『ノーマ・ジーン』キーファー・サザーランドを声優に起用した『アミテージ・ザ・サード』など。高倉健のドキュメンタリー『健さん』への出演、同作への大物映画人への出演交渉も務めた。