単行本(実用) 生物科学・一般生物学 無人島、研究と冒険、半分半分。 / 川上和人

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管理番号: BO3998184
発売日: 2023/08/29
メーカー: 東京書籍

商品説明

生物科学・一般生物学
【内容紹介】
絶海の孤島、南硫黄島。本州から南に1200kmの場所にあり、その開闢以来人類が2度しか上陸したことのない、原生の生態系が残る奇跡の島である。
本書は、その島に特別なミッションを受けて挑む研究者たち(主に鳥類学者)の姿を、臨場感あふれる筆致で描く冒険小説であるとともに、進化や生態についての研究成果報告書でもある。
襲い来るサメ!崩れ落ちるガケ!降り注ぐトリ!噛みつくコウモリ!大気がハエ!(サメ以外は本当です)。抱腹絶倒空前絶後の科学エッセイがここに誕生。
【目次】
はじめに
第1部 探検・はじめまして編
[1]上陸と幕営と始まりの始まり
[2]学術戦隊ミナミイウォー
[3]アカパラ発見せり
[4]アカパラ・アナザーミッション
[5]順番を待ちながら
[6]崩落地を登る
[7]森を抜けて高みを目指せ
[8]山頂は死体とともに
[9]ハエときどきクロウミツバメ
[10]コルの日
[11]カフェ・パラディッソ
[12]さよならまた会う日まで
第2部 熟考・ここが天王山編
[13]島にないものと、島にしかないもの
[14]北硫黄島・パラレル・アイランド
[15]海鳥ヒッチハイクガイド
[16]島の鳥のつくりかた
[17]誰がハヤブサ殺したの?
第3部 灼熱・宴もタケナワ編
[18]再会・南硫黄島
[19]ここはいつか来た海岸
[20]再び、コルへ
[21]山頂ではウミツバメの夢を見る
[22]下山とメガネとカッポレと
[23]ミッション・ポッシブル
[24]僕らが島に来る理由
あとがき
【著者略歴】
著者:川上和人 かわかみ・かずと
森林総合研究所 野生動物研究領域 チーム長。1973年生まれ。鳥類学者。農学博士。
小笠原諸島に生息する鳥類の進化と保全に関する研究が専門で、特に無人島での研究を得意としている。学術的な研究結果を一般の人にも楽しく伝えられる研究者として、メディアへの登場も多数。
著書に、『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』、『そもそも島に進化あり』(ともに新潮文庫)、『鳥肉以上、鳥学未満。』(岩波書店)など。