商品説明
音楽
【内容紹介】
彩り豊かな音色で多才な作風を持つ山下?加による無伴奏混声合唱組曲。終曲『しあわせな一日は』は、日本大学合唱団 第67期卒団生によって委嘱され、2016年3月3日(国立オリンピック記念青少年総合センター 小ホール)日本大学合唱団 第67期生卒団式・卒団記念演奏会にて初演された。その後、全5曲の組曲として、合唱団 ぬっくによって委嘱され、2023年2月4日(三鷹市芸術文化センター 風のホール)合唱団 ぬっく 第2回演奏会 -10th Anniversary-(指揮:服部純也)にて組曲初演された。24歳で結核のため亡くなった夭逝の詩人、立原道造。彼が印象的に用いた時間経過の描写を活かし、「季節」の表現が用いられた詩を選び、全5曲の組曲(春→夏→秋→冬→)が作られた。立原道造が求めた「若い情熱」や「生きること」をテーマに、自然風景の移ろいの儚さ、人々の美しさに思いを馳せて、無伴奏ならではの人の声のみによる豊かな音響によって5つの風景が鮮やかに描かれる作品。
【目次】
・春が来たなら
・ゆうすげびと
・永い午後に
・真冬のかたみに……
・しあわせな一日は
【著者略歴】
1914年、東京生まれ。先祖には水戸藩で『大日本史』を編纂した儒家の立原翠軒がいる。旧制一高から東京帝国大学建築科に進んだ。13歳ころから短歌や詩を書きはじめ、高校では手製の詩集「さふらん」を作成。大学では同人雑誌を創刊し、小説や短歌を発表した。学業でも在学中に辰野金吾賞を3回受賞するなど将来を嘱望された。37年に卒業し、建築士として建築事務所で働きながら詩作に打ち込む。堀辰雄、室生犀星に師事し、音楽的に構成された繊細な十四行詩型(ソネット)を作り出した。37年に第一詩集『萱草に寄す』、『暁と夕の詩』を刊行するが、同年秋から体調をこわし、39年3月に結核性肋膜炎のため24歳で死去。入院中に第1回の中原中也賞を受賞している。34年に訪れた信濃追分の風景を愛し、多くの詩の背景としている。作品は前期のほか、没後に堀辰雄が編纂した『優しき歌』が47年に刊行、全集は戦後、数回出されており、筑摩書房が全5巻の全集を刊行。