商品説明
日本文学
あの人と見た桜。それは時を超え、曾祖母から届いたメッセージだった。高校生の雅美は、亡くなった曾祖母の遺品である鏡台から、自分宛と思しき手紙と一冊の歌集を見つける。手紙に記されていたのは一首の短歌で、かつて雅美が大切な人と見た情景を彷彿とさせるものだった。冊子は作者不明の手製の歌集のようだ。なぜ曾祖母は、自分にこの手紙と歌集を残したのか?雅美は友人の凜とともに、曾祖母の歌集の秘密を探り始めるが--。短歌を通じて人生が交錯する、切なく優しい青春物語。(特別収録「ベッドひとつぶんのわたしたち」)