単行本(小説・エッセイ) 日本文学 貝殻航路 / 久栖博季

1,870JPY
2,618JPY
0JPY
本まとめ買い対象
数量:
+
管理番号: BN212630
発売日: 2026/03/12
メーカー: 文藝春秋
カテゴリー: 書籍 小説 日本文学

商品説明

日本文学
北方領土を間近に望む土地に生まれ、漁師の父に育てられた主人公は、アイヌにルーツを持つ夫と結婚し釧路の街に移り住む。アラスカからの豪華客船が釧路に寄港するというニュースの一方で、ミュージシャンの夫は行き先も告げずに家を出た。倦んだ孤独をひとり抱えるわたしは、幼いころに父と見た貝殻島のことを思い出す。「カイカライ。波の上面低いもの、という意味で、満潮になれば水没してしまうちっぽけな島だよ、日本では貝殻島、カイカライはアイヌ語ね」北方領土という戦後史にひっそり佇む貝殻島の灯台、かつて海上の国境を越えロシア船に拿捕された父、静かに民族の記憶をつなぐ夫とその妹--いくつものかすかな光が敷きつめられた貝殻島への航路とは。北海道東部、道東と呼ばれる土地の風土を細やかに描き、そこに暮らす人間の内奥に迫る野心作。選考委員から高い評価を得た第174回芥川賞候補作。