商品説明
海外文学
【内容紹介】
セリーヌの詩情の源泉たる霧の都ロンドン。
女衒(ぜげん)やアナキストが跳梁するこの魔都は、やがて海彼(かいひ)の世界大戦の熱狂に飲まれて錯乱の渦と化してゆく--『戦争』の続編となる幻の未発表作品にして、セリーヌのグロテスク・リアリズムが最高純度で炸裂する自伝的悪漢小説が本邦初訳で登場!
【著者略歴】
(Louis-Ferdinand Celine 1894?1961)
フランスの作家・医師。
パリ郊外で医業に携わるなか、俗語・卑語を駆使したデビュー作『夜の果てへの旅』で圧倒的反響を巻き起こした。
第二次大戦にあたっては、激越な反ユダヤ主義パンフレットを書き連ねたため、終戦間際にデンマークへ亡命、現地にて逮捕、収監された。
大赦を得ての帰国後は、パリ郊外ムードンに居を構え、亡命行を主題とした三部作などでフランス語の構文を破砕する言語実験を推し進めた。
死後も現在に至るまで、その文学的達成と反ユダヤ主義言説との関係が国内外で度々スキャンダラスな議論を巻き起こし続けている。