単行本(小説・エッセイ) 日本文学 小説・啄木と牧水 / 富永虔一郎

品切れ
管理番号: BN173437
発売日: 2024/03/19
メーカー: 言視舎
カテゴリー: 書籍 小説 日本文学

商品説明

日本文学
【内容紹介】
初の啄木と牧水を主人公とした書き下ろし小説。
評伝小説の快作
詩人・歌人として天才の名をほしいままにするも、自由勝手な行動で周囲を翻弄する啄木。
家族の軋轢、極限の貧困、そして不治の病により死が迫っている。
いっぽう、旅と酒を愛し、時代を画する歌人となりながら、思いもかけぬ恋の行方に懊悩する牧水。
「歌」に寄せて二人の間に生まれた深い友情も、まもなく消え去るのか…。
明治末期、大逆事件など騒然とした社会状況の下、二人をめぐり、漱石、?外、鉄幹、晶子、白秋ら多くの文学者が交錯する。
★「若山君、僕はどうしても死にたくない。
僕はまだ助かる命を金のないために自ら殺すのだ…。
見たまえ、そこにある薬が二、三日来絶えているが、この薬を買う金さえあったら…、僕はすぐ元気を恢復する。
だがうちにはもう二六銭しか金がないんだよ。
しかも、もうどこからも金の入ってくる見込みはない…」「死ぬんだよ、いなくなるんだ。
この石川啄木が。
許せるかい、そんなことが…。
まだ君と同じ二六なんだよ」死の五日前、混乱して必死に訴える啄木。
だが、牧水にも金はない。
(本文より)
【目次】
第一章 本郷弓町「喜之床」
第二章 牧水の恋
第三章 節子と喜志子
第四章 啄木の死
第五章 のちの想い
年譜
【著者略歴】
1945年熊本生まれ。
半世紀以上にわたり編集者として多彩なジャンルの雑誌・書籍をつくる。
2007年『もう一度読みたい宮沢賢治』(別冊宝島)で賢治ブームの先駆けとなり、23年、編者として『宮沢賢治 ほんとうは怖い傑作童話選』を刊行した。
熟達の文章力と巧みな表現力には定評のある名編集者。
最近の編集担当本『いつも隣に山頭火』『シャーロックホームズが見た世界』他