商品説明
日本文学
【内容紹介】
戦闘はやまず何も聞かず
命もろとも破壊するらしい
欲しいものに
勝手に触れずにいられない人たち
その力は赤ん坊のように弱くあるべきで
守るときに使われたかった
生きたい生きる行きたい行こう
風のこだまは強く響き合っている
植物を枯らしてしまって
あまりにもここは静かだ
何ひとつない王国
ー「墓」より
よしおかさくらさんの詩は、あるときはおしゃべりのようで、あるときは甘い空想のようで、あるときは現実を突きつける箴言のようで、あるときはとても力強い歌のようだ。
空想も悪夢も、じわじわと読者に迫ってくる。ティールームではじまったおしゃべりが、いつのまにか鋭い世界の真実に変わる。
気が付かないうちに、読者はこの詩人の術中にはまっている。よしおかさんを単なる甘党だと思ってはいけない。
気鋭の新人の、渾身の35編を収録。
装画=あやつきしろ
装幀=花山周子
【目次】
プチフール一丁目に住みたい 6
上下 8
うっちゃり 9
直角 13
アイスクリーム 16
飴 18
NO 20
よる 21
海水浴 23
世界 30
丸の内 32
微睡み 35
みず 38
雪解け 40
チェス 42
大学芋 44
駅 46
削り氷(けずりひ) 48
December 52
恋煩い 55
すき 60
ケセランパサラン 62
ぼくたちはワンマイルウェアのままどこへ行こうというのだろう 64
ホームイン 70
カービングソープ 72
月餅 74
あなたの物語 75
海 78
夢三夜明け前 79
コーヒー 82
湯気 85
墓 87
日が差して魔が刺して 89
水屋 91
si. 93
十一月 94
プチフール一丁目に住みたい 96
【著者略歴】
千葉県在住、1974年生まれ
ネット詩誌「Recipe」同人
詩誌「カフェオレ広場」参加
ネットプリント詩誌「友人」同人