詳細:
商品説明
日本文学一匹狼の羽澄想と、狼少女の綾瀬水月。クラスで浮いているふたりは、嘘をつきながら、小さく身をよせあうように日々を過ごす。彼らに降りかかる、残酷な運命とは 。あのころ僕らは死の香りにどうしようもなく惹かれていた。死という言葉は、まるで真っ暗な海の底から見上げた月明かりのようにきらきらと輝いて、熟した果実のように甘い香りを放っていた。 死を思うことが唯一の救いだった。