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日本文学創元推理文庫/生まれたとき「人を真なる道に導く」と予言された白珠は、ある事件をきっかけに右目と宮城内での地位を失い、世捨て人のような生活を送っていた。だが、妹の代わりに旧都香久の御所守を買ってでたことから、運命の歯車は大きく動き始める。鬼の巣窟となった旧都に巣くっていたのは、元は人でありながら妄執に囚われ鬼と化した鬼の王だった。『星砕きの娘』から遡ること数百年、星の瞳を持つ男と鬼との闘いを描いたファンタジイ大作。