商品説明
【曲目一覧】
(1)笠碁(2)文違い
【収録情報】
ライヴ録音/(1)74年2月 (2)76年11月/(1)昭和49年2月16日 紀伊國屋ホール (2)昭和51年11月15日 新橋演舞場 稽古場
【レーベル】
コロムビア
【枚数】
1 枚
【CD試聴記コメント】
五代目古今亭志ん生の長男で、志ん朝の兄でもある馬生の名演集シリーズだ。生前の馬生の高座は、辛気臭く感じられたが、いま聴くと意外と抜けている感じである。待ったなしと約束で始めた碁で仲違いしてしまう「笠碁」、新宿の廓女郎と馴染み客の化かし合いでの馬生の口調が、弟・志ん朝を思い出させる。芸風は異なっても、やはり兄弟と思わせる。町内の連中が、飛鳥山に出かけて賑やかな花見でひと芝居演じようとする「花見の仇討」の、グズグズになっていく過程が可笑しい。真夏にミカンを食べたいという若旦那ために、ミカンを探す粗忽な番頭さんの噺「千両みかん」。「品川心中」では、珍しくサゲまで演っている。殿様に見初められた町娘が男子を出産し、ぐうたらな兄・八五郎の噺「八五郎出世(妾馬)」。錦のふんどしを締めた与太郎が女郎買いに行く「錦の袈裟」。
【CD新譜コメント】
名人といわれた古今亭志ん生の長男で、独特の芸風が注目を集めながらも、早くにこの世を去ってしまった十代目馬生の名演を甦らせたシリーズCD。『笠碁』をはじめとした十八番はもちろん『大阪屋花鳥』も初CD化。
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