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日本エッセイ・随筆
問題がない家族なんて皆無。「問題がない」と過信する家族こそ危険。世間から見えないところで、格差もなく家族の悲劇は起きている。「家族ほど外から見えないものはない。一見幸せそうな家族であっても、裏側から見ると、全く別の家族像が浮かび上がってくる」。そう著者は語る。互いの努力で平穏を維持してきた普通の家族が、お葬式に始まる弔いの儀式を重ねていくうちに溝が深まり、やがて断絶に至ってしまう--亡き人を偲び、あたたかく見送る弔いの場をきっかけに起こる家族の悲劇。10年以上にわたり家族問題を取材してきた著者が、「葬儀」に軸足を置き、家族関係の難しさ、「モラル」と「負の感情」がせめぎ合う人たちの苦悩に迫るノンフィクション。