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日本文学
ごく普通の会社員である高木サニーは、半年前くらいからランニングにハマっている。しかし、実はもう、二足歩行で走っていない。「獣走」というできたばかりの、四足歩行で行うエクストリームスポーツをはじめていた。まだルールも固まっていないその競技を、仲間内だけで楽しんでいる。しかしある時、グループから離脱していた元プロ陸上選手である早川ジェイムズが復帰、SNSでの拡散したことにより、「獣走」の知名度が一気に高まっていく。第三者による「獣走」へのさまざまな視線や意見に晒され、プレイヤーが増えることによる対立も相次ぎ、次第にチームメイトの間でもすれ違いが起こっていく。そんななか、サニーは「スポーツの本当の面白さ」を問い始める。ついに迎えた初の「公式戦」で、サニーが見つけた答えとは。芥川賞作家・安堂ホセがおくる、新境地となる受賞後第一作。