単行本(小説・エッセイ) 日本文学 小説家になったとき やめたわけ / 服部洋介

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Nombre comercial en japonés: 単行本(小説・エッセイ) 日本文学 小説家になったとき やめたわけ / 服部洋介
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Número de control: BN212006
Fecha de lanzamiento: 18 Dic 2025
Fabricante: 鳥影社

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日本文学
【内容紹介】
「作家にはどうしてもそれを書かなければならない理由があるのだ」?この言葉を実践した本作は、真の意味での優れた「純文学」だと思います。
(小説家・医師 久坂部 羊)
文學界新人賞(梶井俊介名義)、小島信夫文学賞受賞作家が、沈黙ののちに綴った“人生のエチュード”
本書には、小説を書かずにおれない書き手の熱い思いと、自らの如何にともしがたい宿命、介護の厳しい現実と父親との葛藤、そして最後のぎりぎりの和解が、円熟の目で陰影深く描かれています。
(久坂部羊「序文」より)
ミッション系男子校の英語教師として働きながら文學界新人賞を受け、「梶井俊介」として歩み出した著者。
しかし父の脳梗塞と長期介護、学校という制度の虚無、自身の病と老い、一族の歪んだ栄光と呪縛に向き合う中で、「小説家であること」の根拠は崩れていく。
本書は、その軌跡を徹底して言葉化した自伝的エッセイ/小説であり、「書く資格」を疑い続ける者がなお書いてしまう理由を追い詰めた、稀有な自己検証の書である。
序文・久坂部羊、関連作品「転調する右目のエチュード」併録。
【目次】
序文 文学を熱くココロザシたあのころ 久坂部 羊
小説家になったとき やめたわけ
転調する右目のエチュード
あとがき 今ようやく爆弾を花束に
【著者略歴】
服部洋介(はっとり ようすけ)
1954年8月4日 神戸市生まれ。
六甲中学・高校(現六甲学院)を経て上智大学文学部英文学科卒業。
1977年より私立中学、高校で英語教員として46年間勤務し、副校長、校長を務める。
同人誌『邦村』『VIKING』、文芸誌『文學界』『オール讀物』『すばる』『三田文学』などに作品を発表。
1981年 兵庫県の文化団体「半どんの会」及川記念賞受賞
1983年 「昔の眼」で第8回神戸文学賞受賞
1988年 「僕であるための旅」で第67回文學界新人賞受賞
2000年 「死はだれのものか」で第7回週刊金曜日ルポルタージュ大賞佳作
2006年 「地の熱」で第4回小島信夫文学賞受賞
その他 第1回織田作之助賞、第47回小説現代新人賞、第2回、第3回パスカル短編文学新人賞などの最終候補となる。
著書 『黄色い爆弾』(檸檬社)、『私・僕・俺』(編集工房ノア)