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自然科学
【内容紹介】
近所の公園、裏山にある身近な自然が、
自然の驚異となってあなたの目の前に現れる!
本書を読んで自然を見れば、大人でも、自然の驚異に圧倒されることになる。
子どものようにしゃがんで、登って、地面の砂にも目を凝らして。
忘れていた好奇心と向き合い、生き物たちのひそやかな営みに耳をすます。
足元の土に秘められた無限の可能性も、生き物たちと共に生きていくための道も、自然と見えてくる。
市民一人ひとりが環境保全に貢献できる時代に、
自然観察の目を鍛え、身近な自然を「新たな世界」として捉え直す意義を示した一冊。
【目次】
著者の裏庭の地図
読者の皆様へ
はじめに 裏庭生物学
見えていなかったもの
野生の回復力
人類が秘める力
ハチの巣を見つける男
緑へ続く道
第 1 部 観察すること
第 1 章 その魚をよく見よ
木を隠すなら森の中
モズモドキとアライグマ、それぞれの生活
目隠しを外して
真に見るとはどういうことか
ダーウィンの散歩道
見慣れた木立を新たな目で見る
自然のベールが落ちる時
第 2 章 小さくなる
大人には見えぬもの
「子どもの目」は借りてでも
泥の塔の主と新たな謎
子どもの視点
足元の世界
魔法道具はシーツとライト
市民科学の力
未知の種
第 2 部 探究すること
第 3 章 新しいもの
裏庭で新種を見つける
未知なるハエ
「嫌われ者」の汚名返上
自宅の庭に昆虫トラップ
小さきものたちの輝き
専門家と愛好家の二人三脚
科学の民主化
古(いにしえ)の能力を呼び覚ます
名前は知識の宝庫を開けるパスワード
第 4 章 行動観察で視野が広がる
コマツグミのカエル狩り
その生き物は何をしているか?
ハチは賢いのでだまされる
ゴミ箱のふたを開ける鳥
オウム社会の「文化」
カラスだって道具を使う
ホシムクドリの群飛
進化は止まらない
第 5 章 樹冠の神秘
木の上の世界
魅惑の地衣類
樹冠のハチ
虫の感性で見る
アブラムシの甘露
生物学上のフロンティア
裏庭の樹木の価値
第 6 章 足元
土に聴く
地面の下にあるもの
生物学者、穴を掘る
土壌微生物にスポットライトを当てるには
偉大な菌類?
1 万2000 人分の土
未来の薬を探し出せ
スカンクの臭いを一瞬で消す物質
第 7 章 湿地
水際にたたずむ茶色いシミ
わが家のセレンゲティ
見られずに観察する
野生動物の息吹
水面下のスナイパー
レーウェンフックの顕微鏡
何を、いつ使うか
第 8 章 知られざる夜の世界
「森の賢者」にはほど遠い?
闇は闇の中
姿なき合唱団
夜のバグパイプ奏者
光に選ばれしもの
月明かりには戻れない
第 3 部 復元すること
第 9 章 ウェルカムマット 裏庭へようこそ
多様性の証し
植物を変形させる虫
虫こぶの中身
植えれば、やってくる
楽園づくりは土台から
避難所としての庭
第 10 章 制限要因
水は一番低い板からこぼれる
人間の取り計らい
新居を用意する
入居者たち
生息地の創出で増えた生き物
おわりに 野生のクライマックス
私たちはなぜ自然を守るのか
大いなる力には、大いなる責任
多様性の値打ちとは
許されざる魔法
緑の魔法
0.1グラムの宝物
謝辞
訳者あとがき
付録 市民科学のポータルサイト
注
索引
【著者略歴】
ソーア・ハンソン(Thor Hanson)
保全生物学者。
グッゲンハイム財団フェロー、スウィッツァー財団環境研究フェロー。
著書は『羽』『種子』『ハナバチがつくった美味しい食卓』『温暖化に負けない生き物たち』(以上、白揚社)など多数。
アメリカのワシントン州にある島で妻と息子と暮らしている。