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ヨーロッパ史・西洋史
【内容紹介】
五大陸の交差点と言われる中米大西洋側のカリブ海は夥しい数の島を擁し、キューバやジャマイカをはじめとする小さな国々はそれぞれ固有の苦難の歴史を経ており、その特異性や文化の多様性において世界の中でも際立つ。
ヨーロッパ諸国の植民地政策の犠牲となった地域であり、その負の遺産は多くの島国が独立を果たした現在でもなお残存しているが、そんな逆境の中から二十世紀後半以降異色の文学が花開くようになる。
英領セントルシア出身のノーベル賞詩人デレック・ウォルコットの作品「オメロス」「オデッセイ」などを中心に、カリブの歴史と社会を強く反映し、国家的アイデンティティを模索し、アフリカの悲劇の記憶をしっかりと織り込むカリビアン文学の一端を著者の鮮烈な経験を交えつつ紹介、考察する。
【目次】
序章として 新世紀の幕開けから現在へ
・激震の年明けに(2024)
・或る弔辞に寄せて-E・ボゥからD・ウォルコットへ-(2017)
・カリブの詩学と脱植民地主義
・カリブとの出会い……(2002、 2003)
・そして……再会 国際交流(2014)
?1「カリブ詩--文化の力・その逆転のダイナミズム
?2「台風をブロックしたカリブの熱帯旋風」
第一部 連載「世界の裏窓から」-カリブ篇
・1 「誰でもない」わたし
・2 ナイポールとウォルコット
・3 カリブ海のホメーロス
・4 『オメロス』と『オデッセイ』
・5 カリブ海から地中海へ
・6 挿話・アメリカの裏庭で
・7 フランス語圏カリブ/ハイチとの出会い
・8 漂流するハイチ文学/その背景
・9 来日したハイチ詩人
・10 カリブの座標軸
・11 私流 読書のルーツ
・12 脱植民地主義あれこれ
・13 汎カリブ海 詩の祭典=カリフェスタ
・14 七〇年初頭 もう一つの詩の祭典
・15 西インド詩の広がり、そして東インド
・16 別項1・西インド諸島発見の光と影
・17 別項2・西インド諸島と東インドの詩
第二部 カリブ海の余波--追補版として
・1 今なぜカリブか?
・2 帰っておいで、私の言葉よ!
・3 裏窓から世界が見える--ハイチ
・4 ニュー・ウェーブ発生の現場から
・5 石原 武「カリブ海文学の呪力」 訳詩劇『オデッセイ』書評
・6 カリブに学ぶ--世界史の窓、そして風穴
・7 池田 康「詩人に会う/国際交流2014報告」
・8 カリブ詩との交流 補論
第三部 持ち帰った現地通信-トリニダード・トバゴだより
「カーニバル、カーニバル 2002」
【著者略歴】
本名:谷口睦枝。
旧満洲奉天生まれ。
京城(現ソウル)から3歳で大分県に引き揚げる。
9歳で上京。
早稲田大学時代に詩作を始めるも、そののち中断(30代後半に英語のtutorを務め、詩作も再開)。
早稲田大学第一文学部仏文科・一橋大学言語社会研究科修士修了。
詩誌「幻視者」「橋」「砂」「地球」を経て現在、同人誌「ここから」所属。
(一社)日本詩人クラブ、日本現代詩人会、日本文藝家協会所属。
詩集に『光のノック』(地球社、1990.10)、『逆光のアングル』(砂子屋書房、1996.11)、『地図のかなたへ』(土曜美術社出版販売、2010、9)、『木の遍歴』(土曜美術社出版販売、2019.1)、『地図をはずれて』(思潮社、近刊)。
翻訳書にカリブのcreole詩集『ポール・キーンズ・ダグラス詩集』(書肆 青樹社、2002.11)、デレック・ウォルコット原作の訳詩劇『オデッセイ』(国書刊行会、2008.5、?日本図書館協会選定図書)。
他に手作り詩集『羽化』(1986)、パソコン個人誌「Le Petit Cadeau1、2、3」(2000、2002、2005)がある。